受験勉強中に気を付けるべき事

昔からよく頭寒足熱と言われるように、大学受験の勉強の間は、頭部を暖めず足を暖かく保つように心掛けると、頭が冴えて集中した状態で勉強が進められ、居眠りもしにくくなります。



大学入試問題の対策に取り組む場合、読んで覚える、聴覚などのインプット作業と、手で書く、解答を考えるなどといったアウトプット作業を、バランスをとって行うようにしましょう。



センター試験の地歴公民は、問題の文章がかなり長く、読んでいるだけで時間をくうので、現時点での点数が80%に満たないならば、一番にはセンター試験対策の参考書での必要事項の暗記を重点的に行なってくださいね。



勉強を続けていると前傾姿勢が続き、息が小さくなりやすくなるので、折にふれて大きな呼吸を心がけて大きく息をすると、脳が求める酸素が供給されて学習の効率が上がります。



とりわけ数学の出題では、分かりにくい問題を長時間考えるのは非効率なので、10分使って考えてもやり方が見いだせない時は、答えを先に確かめて解法をまる覚えしてしまった方が現実的です。



センター試験のリスニング対策は、常々英語音源を聴いて聞きなれておくのは必須として、録音したものを自分でも真似をして発音にトライする、いわゆる「シャドーイング」をすれば一段と効果があると言えます。



「アファーメーション」という名前の潜在意識に呼応させるやり方がありますが、具体的には「私は成功するぞ!」というふうにリピートして声に出すことで、自信につながる修練法です。



高校数学の勉強方法としては、一番には例題として教科書に書かれているものを反復してトライして、それがちゃんと出来てから一般的に市販されているテキストを取り組みの対象にすると、短期間で成績を上げやすくなります。



英語で出題される長文を解答する場合は、それぞれの段落で概略を日本語でメモしておくと、答えを考える時に書かれている文章の場所を見つけるのが早くなるので、答えを出すスピードがアップします。



私やってみた結論や経験者の話からすると、社会科系の中では、暗記量が最も少ないのは「倫理」科目で、倫理はセンター試験ではほとんど国語の評論と同様の問題内容がたくさんあります。



テストでいい成績を取る秘訣は、意外に感じられることも多いようですが、手間のかかる問題は最初から切り捨てて、取り組みやすい問題、初歩的な問題を間違えないように注意することなのです。



苦しみながらではなく、エンジョイしながら勉強したい時は、テレビ番組の高校講座や歴史に関する番組、「テレビで基礎英語」「3か月トピック英会話 歌って発音マスター!」などといったテレビでやっているものを勉強と考えるのもひとつの手と言えます。



センター試験まで6ヶ月以上の時間があるといった場合は、国公立大学二次試験にむけた対策を重点的に実行することが、長期的には一番着実にセンター試験への成果をアップさせます。



試験の前の日の食事を摂る時に、日常的でないもの、食べたことのないもの、レアなもの、冷たく感じるもの、お腹にもたれそうなものなどを取り入れるのは、できるだけ敬遠しましょう。



いつも夜更かしして机に向かっている人は、受験日の何ヵ月か前からちょっとずつ午前中に勉強するように変えて、理想的には午前中に実力が出せるように少しずつ準備して行きましょう。