数学の勉強法

まずもって、数学の出題では答えられない問題に長時間かけるのは非効率なので、最初の5分で解法がみいだせない時は、先に答えを見て解法のパターンを覚えてしまった方が、学習の効率がよいといえるでしょう。



歴史なら、起こったことの原因や結果などの関連をセットにして記憶したり、英単語を覚える時の際は、派生語や単語の起源をまとめて記憶するなど、相互に関連付けて記憶しておくと効率よく身につきます。



ちなみに、記憶を留める方法に、紙のセンター部分に記憶すべき言葉を置き、その周囲に連想する言葉やイラストを描いていく、『マインドマップ』法というやり方がありますが、これを行うのもいいと思います。



センターの特筆点は、選択肢の中からひとつを選ぶといった形式であることと、問題総量と比較して解答にかけられる時間が短いということであり、何よりも試験時間に関してはよく注意して時間内に解けるようにする必要があります。



入試直前になると不安が募るので、予備校や塾の講義を聞きたくなりがちですが、その段階では、苦手にしている分野の問題をもう一度まとめて解いたり、これまでの参考書をもう一度やり直すなど、復習を主体にした方が、断然効果があると言えます。



あなた自身が現時点で勉強に取り組んでいる課題の中で、あなたが興味を持てること、魅力に感じる事柄を見つけ出せれば、学習しようという気持ちは強くなるはずです。



リラックスして勉強したい場合は、NHK番組の高校講座や「シリーズ世界遺産」、「基礎英語」といった放送番組を楽しむのもありです。



受験漫画で有名な『ドラゴン桜』で、「学習は、基礎の部分こそが実力の源であり、勝利への道筋だ!」と描かれていたことがあったように、基礎的なことを手を抜かず会得することがゴールへのまさに王道といえるでしょう。



学問に取り組む上で、守ること・破ること・離れること(まず基本原則を忠実に守り、次第にそれを応用、そしてさらに型から新たなものを生み出す)を頭に置いておくと、最も効率よく修得できます。



近年、概ねの高校生はケータイ電話やスマホを持ち歩いていますが、常日ごろ触り慣れているためについ意識がそこに集中してしまい注意力散漫になりがちなので、受験勉強に入ったら電源を落とすか引き出しの中などに入れておくようにしましょう。



化学、生物、物理といったセンター理科に共通することですが、知識としての事柄とその関係性のパターンをマスターすれば、ほぼ全問正解が十分可能性としてあり、直感的な感性といったものは根本的には要りません。



英語の入試対策として、一番には単語や文法をきちんと覚えこんで、それなりに記憶できてからステージを繰り上げて長い文章の読解と作文にランクアップするのが、一般的に薦められています。



音楽が聴こえていたり、テレビを観ていたり、ラジオを聴き流していたりといったような「ながら学習」を行なっていると、目に見えて学習の効果が低下してしまうので、避けるようにして下さい。