受験勉強のモチベーションをアップするために

一つの例として、「次回のテストで決めた点数が取れたら1日だけ自由に遊ぶ」など、自分の目標を決めて自分にご褒美を出すのも、モチベーションをアップするためによい手法です。


現時点で、実際の本番までたっぷりと時間があるような場合には、ただセンター試験をターゲットにした対策のみならず、文章で解答するタイプの問題や、二次試験に予想される問題も対応できるようにしっかりと準備しておきましょう。


数学の問題でいうと、すぐに答えの出ない問題を長時間かけて考えるのは時間を無駄にするので、とりあえず5分使って答え方が思いつかない時は、先に答えを見て解法のパターンを覚えてしまった方が効率的です。


受験勉強の最中は、脳が多くの燃料成分を必須としているので、ある程度時間を見て甘い物やカフェインの入った飲み物を飲んだり食べたりするのも、脳の力を継続させる上で効きめがあります。


センター試験の場合、時間勝負ですから、通常の勉強も解答時間を決めて問題にとりかかったり、簡単なものから解いたり、苦手な問題は後に回すなど気を配ることがポイントです。


知識を単純に暗記する際は、1回復習の度に、できることならあまり時間を取らずに早めに終わらせ、その時間分、再挑戦の回数を増加させると、確実に自分のものになります。


ナーバスになる本番の試験中では、どれか一つの問題にかかわりすぎると、気づいた時には時間を大幅に使っていることがよくあるので、各大問の時間配分を最初に振り分けておくようにしましょう。


昔から「頭寒足熱」という言い伝えがあるように、勉強する際は、頭部を暖めず足を暖める環境にすると、気持ちがスッキリして集中した状態で学習することができ、眠くなりにくいです。


受験勉強する時に徹夜で頑張ろうとする人もいますが、しっかりと寝ておかないと長い視野では効率が悪化するので、睡眠時間を十分確保して、勉強時間が短くてもしっかり集中して勉強した方がより効果的ですよ。


テストで好結果を得るポイントは、時間のかかる問題ははじめから諦めて、すぐ分かる問題、基礎レベルの問題を外さないように集中することです。


歴史の場合、史実の原因と結果の関係を一括りにして記憶したり、英単語暗記の際に派生語や単語の起源を一緒に記憶するなど、相互に関連付けて暗記しておくと、より確実に覚えられます。


模擬試験で大学の入学が決められるのではないので、模擬試験でたとえ失敗しても、実際の試験じゃなくて良かったという気持ちで自分の課題点を解析したほうがいいですよ。


受験勉強で単調な毎日が続くと、モチベーションを維持するのはたしかに簡単ではありませんが、試験がうまくいく人は普段からコツコツと真面目にサボることのなかった人であり、特に、難しい医学部などの大学の受験に合格した人なら、間違いなくそうです。


付け加えると、シンプルな知識が出題されることの多いセンター試験の地歴公民科目では、過去問の反復学習で問題への対応力をつけるよりも、暗記内容を充実させることを重視して、重要事項の暗記に力を入れたほうが、要領よく受験対策できます。