記憶は就寝中に定着する

記憶というものは、就寝中に定着するので、眠る直前に暗記学習の時間をとり、目が覚めたら記憶が定着しているか確かめるようにすれば、効率的に暗記を進めることができます。



受験勉強と聞くと、初めの段階から過去問などの難しい問題に挑戦してしまい、難しく考えすぎて先に進めなくなってしまう人が珍しくないようです。しかし、受験初期の段階では、自分で取り組める簡単なものから取り組んでいくべきです。



演習をやってみて失敗した問題は、理解して覚えることも大切ですが、変に1つの問題に執着せず、「この種の問題はこうして解答するのか」といった着眼点で、解き方の手順を学んでみてください。



受験勉強に取り組んでいてうまく気持ちが落ち着かない時は、決まった場所だけでなく、学校の図書館や塾や予備校の施設、居間やコーヒーショップなど、学習する場所を変えてみるのも、よい気分転換になるのでオススメです。



高校数学を学習する際には、なによりまず教科書に多くの例題があるので、繰り返し例題を解いて基本的な解法のパターンをマスターし、それがちゃんと出来るようになってから、受験対策用の問題集にチャレンジすると、短期間でも効果が出ます。



大学受験の成否は、本人の生活習慣が試されているといえるので、成績が伸び悩むような場合には、勉強以外の時間で見なおすべき点が見当たらないか考えるようにしましょう。



センター試験の数学1A・2Bの科目は、上位の理科系国公立や医学部系を大学を受けるといった場合は100%を取りたい科目であり、たとえ文系だとしても、国公立志願なら必須であることがほとんどです。



日頃それほど根を詰めて勉強してないように見える友人が、入試で好成績を上げることがしばしばありますが、実はそれなりに他人の目からは見えにくいところで努力を積み重ねていることが多いです。



誰しも一度はスランプという状態を体験しますが、スランプから復活するには、「少しの間勉強を完全に棚上げして、趣味や面白いことをやってみる」という気分転換も一つの方法です。



18世紀のドイツの詩人シラーの金言に、「学問こそ、求める人にとっては神秘的な女神であり、あるいはある者にはバターを与えてくれる有能な牝牛である。」という言葉がありますが、これは私の好きなフレーズの1つです。



センターで採用しているマークシート形式は、それぞれのマークを塗りつぶすのを各問題の解答毎に行うと問題への集中力が途切れることがあるので、マークの記入はきりのいいところまで解いてからまとめて行う方がいいと思います。



いつも深夜まで机に向かっている人は、受験日の1、2ヵ月前からだんだんと昼型に変えてゆき、理想的には早く寝て早く起きるようにすることが重要です。



目標の大学名を紙に書き留めておき、受験に成功するためにはセンターのどの科目が受験科目か、また何点取るべきか、さらに偏差値の目安などを書き加えて、壁などの見えるところに貼っておくようにすると、モチベーションのアップにつながります。