センター試験日まで時間がある場合は

現時点で実際のセンター試験日までふんだんに時間がある場合は、センター試験目的だけの勉強だけでなく、記述式試験への対策や二次試験に向けた準備もするように留意してください。



学校での休み時間に、受験生どうしで英語の問題や古典などの文章、歴史年表などをクイズ番組のように交代で出題すると、興味を維持しながら楽しく大学受験対策ができますよ。



ドラゴン桜』という漫画の中で、「学習は基礎こそが、礎そのものであり、正道だ!」と語られていた場面がありますが、学習の基礎を着実に身に付けることが目標達成への近道です。



人によっては、徹夜に近く勉強する人もいますが、十分に睡眠を取らないと学習の効率が悪化するので、しっかり寝ることを優先し、短い時間でもその間集中力を上げたほうがより効果的だと言えます。



高校生活1年目2年目の学年では、重点的に英語と数学を習得するのが、ひとつの方法として効率のいいやり方だと思います。



歴史の場合、出来事の原因と結果の関係を繋ぎ合せて覚えたり、英単語暗記の際はその単語の起源や派生語を一連で覚えるなど、幾つかを関連付けて記憶すると確実に覚えられますよ。



切迫感のある当日の試験会場では、単独の問題にかかわりすぎると気づいた時には時間が経っていることがあり得るので、各大項目毎に制限時間を予定しておくとよいでしょう。



例を挙げてみると、「次回試験で決めた点数が確保できたらTVゲームをする」などと、達成目標を定めて自分にボーナスを出すのも、学習の意欲を上げるのに威力のある一手です。



勉強の最中にもなんとなくモチベーションが上がらない時は、いつもの部屋だけでなく、近所の図書館や塾や予備校の自習室、ダイニングルームやファストフードショップなど、いつもと場所を変えて気分を転換してみるのも試してみる価値があります。



何かを学ぶ際には、守ること・破ること・離れること(第一段階は基本を献身的に守り、次にそれを破ってみて、その結果として形に囚われなくなる)を意識できるようになると、最も効率よく身につけることができます。



本番直前は弱気になるので、とりあえず予備校に行きたくなりがちですが、直前の段階では、苦手にしている分野の問題をもう一度まとめて解いたり、これまでの参考書をもう一度やり直すほうが、明らかに効果的です。



黄熱病に取り組んだことで世界的に有名な細菌学者の野口英世は、「努力を続ける、そして勉強、イコール天才と言える。誰に比べても何倍もの勉強をこなした者、それを天才という。」と表現しています。



数学と同じ様に物理も、センスが要るとよく言われますが、センターの満点取得や70程度の偏差値を到達点と考えると、パターンを暗記する形で解答手順の基本を身につけるだけで十分だと言えます。



人はみなスランプに陥るのを経ることになりますが、スランプから脱出するには、「当面勉強を完全に棚上げして、興味の向くことや面白いことをする」という対処がやってみる価値があります。