模試の考え方

模擬試験で合否が決まりませんので、模擬試験で失敗しても、実際の試験じゃなくて良かったと考えてダメだったところを見直したほうが、自信を失うよりは遥かに効果的です。



大学の赤本の裏表紙には、「本を読むことは充実した人間を作り、何か書くことは正確な人間を作る」という文章の、英国の哲学者フランシス・ベーコンが著した摂理が印刷されています。



センター対応の勉強を使途として参考書や問題集を導入するならば、人気があるのは、学研発行の「決めるセンター試験」や中経出版が出している「センター試験の点数が面白いほどとれる本」などです。



終ったばかりのテスト結果だけで安直に進路の結論を出すのではなく、毎回の成果や課題を本番までの対策にどう活用するか、どうしたらもっといい点数になるかということを見直すことが何より大事です。



余裕を持って勉強につなげたい場合は、NHKでやっている高校講座や「シリーズ世界遺産」、「ニュースで英会話」「3か月トピック英会話 歌って発音マスター!」といったテレビでやっているものを勉強と考えるのもいいと思います。



失敗することはネガティブな印象があるようですが、失敗して気づくことは実は思った以上に数多くあるので、とりわけ若い頃は、何事にもトライして数多く失敗し大いに活かすべきです。



最近の傾向として、センター試験の数学科目では、二次試験に良く出題される出題のパターンや考え方が出題されている事が多いです。そのため、センター数学で完璧な結果を目指す人は、二次試験や記述試験に対応した問題をたくさん解いておくことがとても大事です。



生物という科目は、勉強した分だけ得点に直結する科目ですが、生物でテストの点が思うように上がらないような場合は、教科書や参考書等に記載されている太い文字で書かれている重要語句を全て身につけていない事が主な原因だと言えます。



英語を受験する場合、なによりまず多くの単語と文法を的確に記憶して、それなりに暗記してから、ステージを上げてつぎに長文を読み解いたり英作文を書いてみるというふうに、徐々にランクアップしていくのがよいやり方です。



じっと座ったままで机に向かっていると、頸部や両肩、腰などにコリが溜まってくるので、気づいたらこまめにストレッチしてみたり、簡単な運動をやってみて体が疲れにくいように配慮するといいでしょう。



学習をするポイントとして、中でも復習は一番大切といえるもので、1日後、7日後、30日後の3つの区切りでリトライすることが、暗記効率を高めるには理想的な形のスケジューリングです。



英語で長文問題が出たら、解答する前に各段落で基本的な内容の骨子を日本語で書いておけば、問題を解く時にどこに書いてあるのかが探しやすいので、問題を解く時間の短縮につながります。



このことはセンター試験で一般的に当てはまることですが、センター試験では、常識や道徳から逸脱したような答えはありえないので、そう思われる選択肢はとにかくまっ先に候補から外しましょう。



実際に手を動かして書き写して学習することは、自分の中の深い潜在意識に直接残るので、視覚だけに頼って記憶するより、断然効果のある方法です。



ちなみに、単なる暗記力が試されることの頻度が高いセンターの地歴公民は、過去の出題内容の演習で問題への対応力をつけるより、より知識を詰め込むことを重点にしたほうが、短期間で効果的に学習できます。