受験対策は集中力が大事

無為に3時間も勉強に費やすのであれば、集中して60分程度勉強したほうが勉強の効果は断然高くなるので、大学受験対策には集中力を維持してやっていきましょう。



『頭寒足熱』という言い伝えがあるように、受験の勉強のときには、頭は涼しくして足部が温かいように心がけると、考えがはっきりして集中を途切らせずに受験勉強に専念でき、眠気もおきにくくなります。



大学受験の成否はその人の生活すべてが見極められているととらえても大げさではないので、なかなか点数が伸びない人は、生活態度で改良する点があるかどうか検討してみてください。



センター試験地歴公民は、読ませる文が長く、内容を把握するのに時間を消費するので、模試やセンター過去問の点数が80%に届かないようならば、最初にセンター試験レベルの参考書での必要事項の暗記をもっとも優先してくださいね。



模擬試験で合否が決定するわけではないので、模試で成績が悪くても「本当の入試ではなくて良かった」というくらいでミスしたところを見直したほうが、断然効果のある考え方です。



普段の模試やセンター試験の過去問題で80%取れない人は、現実として基礎的知識の部分や必修項目の暗記が不十分なので、なによりもセンター試験に合わせた基本レベルの問題集を活用してもう一度基礎からしっかりと勉強しましょう。



日常あまり勉強漬けではないように思える友人が難関大学にあっさりと合格することもよく聞く話ですが、そういう時は概ね隠れたところで努力を積み重ねていることが現実です。



大学受験のセンター試験は制限時間があるので、いつもの勉強から解答時間を決めて解答したり、解答する順番を見極めたり、困難な問題は順番をあと回しにするなど、あなたなりのオリジナルの手法を身につけることが大切です。



私の知る限りや受験対策の研究者の意見からすると、社会系の受験科目を選ぶ際、記憶しなくてはいけない量が一番負担がないのは「倫理」といえ、倫理はセンター試験では国語における評論のような出題形式が多数あります。



イスにずっと座ったままで勉強を継続すると、首、肩、腰の筋肉が硬化して疲労してくるので、時間を決めてストレッチしてみたり負担のない軽い運動をしてみたりして、体が凝らないように気をつけましょう。



日常的に深夜帯に勉強している場合は、受験日の1、2ヵ月前からだんだんと昼型に変えてゆき、可能な限り午前中のコンディションの向上を図るようにしましょう。



「アファーメーション」という名前の潜在意識に刷り込むやりかたがありますが、この手法は、「俺は成功する」というふうに常々音に出して言うことで、既成事実として認識させるという方法論です。



大学入試当日に近くなると、精神的に不安定になって眠りにくくなるかもしれない場合には、早めによく眠るための薬やもしくは漢方処方の睡眠改善薬などを準備しておくのも受験対策のひとつです。



暗記したい事柄を紙に書いて覚えるのは目だけで見て覚えるより遥かに効果が上がりますが、真剣に集中せず手を動かしていることが漫然とした作業になっては台無しなので、注意が必要です。