大学受験勉強における注意点

近年、高校生になると、大概の子は携帯やスマホを持っているようですが、常時触り慣れているためにそこに注意がそらされてしまうので、受験勉強に入ったら電話が鳴らないようにするか引き出しの中などに仕舞うようにしましょう。


ナーバスになる入学試験会場では、単独の問題に手間をかけすぎると、無意識のうちに時間をとっていることが多々見受けられるので、大問毎の制限時間を設定しておくことは効果の高い方法です。


人間は頭を使っていると、脳にはふんだんにパワーを消費しようとするので、ある程度時間を見てケーキや紅茶などを摂取を心がけるのも、勉強への集中力を維持するためには効果があります。


近年、センター数学においては、二次試験の問題としての出題のパターンや思考が出題される傾向が出ているので、完璧な結果を目指す人は、二次試験、記述試験対策としての勉強をしておくといいでしょう。


高校の1・2年生のうちに重点的に英語と数学を、そしてそれ以外の科目は3年になってからあらためてしっかりと勉強に入るのが、私なりには推薦したいやり方です。


たとえどのように頑張ったと思っても、努力の仕方そのものに問題があると無意味になってしまい、反対に、効率的な手法で学習計画を進めれば、労力をかけずに実力は飛躍的に伸びます。


いきなり「長時間勉強するぞ」と思ってもその気になれないときは、とりあえず1時間半、にもかかわらず意欲が続かない際は、より短時間になるように時間を設定してみてください。


どのように本人が頑張ったと思っても、努力の方向がずれていては、結局は無駄になり、それに対して、方向性が正しければ、短い時間で取れる点数は一気に向上します。


数学取り組みの過程で演習実績が上がってくると、不得意な分野と得意分野に分けられるようになりますが、そういう時には、不得意な分野だけを集中して取り組むようにすると、時間をあまりかけずに短期間で実力がつきます。


無為に長い時間勉強するのであれば、集中し続けて1時間で終わるほうが成果の上がり方は遥かにいいので、勉強する時は集中力を保って行うようにしましょう。


試験直前の食事の際に、日常的でないもの、よく知らないもの、火を通さないもの、冷たく感じるもの、消化しにくいものなどを取るのは必ず回避しましょう。


本番の試験になると、普段と違う緊張感でつい読み違いしてしまうケースがありますが、一度読んだだけで問題の長い文章は理解が難しいので、短い文でスラッシュを書込みながら読むようにすると、意味の理解度が向上します。


センター試験本番では、解答時間が限られているので、普段の準備期間から解答時間をちゃんと決めて問題を解いたり、解答する順番を見極めたり、解答しにくい問題は順番をあとにするなど、自分のペースで訓練しておく必要があります。


センター試験のリスニングは、機会のある毎に英語を聴く機会を増やして音感として鍛えておくのは必須として、後々それを自分の声で発音に挑戦する「シャドーイング」をすれば一段と効果的があります。


独力で勝ち得たことを別の人に教えてみると、根本的に会得したかどうかの検証になりますし、表現や説明の方法を考えて誰かにそれを話すことで、学習内容がしっかり根付くことになります。