文型を学習する意味

今日は英文法についての話です。


高校に入ってすぐ、文法の授業で文型について習ったことと思います。この文型は何のために習うのか疑問に思ったことはないでしょうか?こんなの覚えなくても、要は訳せればいいだろうと思って疎かにしている人が多いようです。しかし、文型の理解は英語を学習する上で重要です。いくつか理由を挙げたいと思います。



(1) 品詞の判断
基本的にはSは名詞、Vは動詞、Cは形容詞か名詞、Oは名詞がくるので、文型が分かればそこに入る品詞を判断することができます。


(例)「彼女は幸せに見える。」
She looks (  ).


ここで、lookは「〜に見える」の意味でありC(補語)をとるので形容詞のhappyがくる。副詞のhappily「幸せに」は入らない。



(2) 複雑な文の和訳
特に長文問題では、1文がとても長い文がよく登場します。こういう時には、文型を考えると文の構造が分かるので訳しやすくなります。


(例) I found the English book I had bought at the bookstore 
owned by my old friend very difficult.


findは、SVOCの文では「O=Cである事が分かる」と訳す。Sが I、Vが found、Oが the English book〜friend まで、 Cが very difficult と考えると、


「私は、私の古い友人が所有している書店で買ったその英語の本がとても難しいことが分かった。」



(3) 並び替え問題
  語句の並び替え問題では、きちんと文型を把握できていないとうまく解けません。特に第4文型(SVOO)と第5文型(SVOC)は要注意です。また、Vが自動詞か他動詞かによって文型が変わってくるので、こちらも注意が必要です。


(例)次の語句を並び替えて、正しい英文にせよ。
( promised / come / to / my mother / I / early / home ).


promise はここでは他動詞でS+V+O(人)+O(事柄)の型をとるので、


゛I promised my mother to come home early. "


「私は私の母親に早く家に帰ってくることを約束した。」



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